不実

2015年1月13日 furin
彼の離婚協議二回目を済ませ、相手の離婚同意が得られた。

財産分与についても大方、彼が譲歩する形で今年の秋頃に

全て終了する予定。


けれど私の離婚裁判は難航。

まだ始まってもいない。

そのことを考えると、憂鬱になる。

私のかつての配偶者は、年の差があるからもう50歳を過ぎてしまった。

過去に囚われた哀れな初老の配偶者。

地主なんだから、早く見切りをつけて第二の人生を歩めばよかったのに。


私の心は常に揺れ動いている。

不倫彼のことを信じていたけれど、今はそうじゃない。

離婚を迫り、協議を促してきたのは私の責任だから彼が離婚すれば

寄り添うしか道はないと思うけれど・・・

家も遂に購入し、私の理想に合ったインテリアに沿った家具を購入搬入し、

エクステリアも工事を済ませてしまった。

高価な石の指輪も受け取った。もう引き返せない。

ドレスも仮合わせを済ませ、あとは当日の撮影のみ。

戻れる道もない。


今の私の心の中には、もう彼を一途に信じ愛する気持ちは僅かしか

残ってない。


三年記念日に旅行した。

いつも素晴らしいホテルと料理と買い物をプレゼントしてもらい、感謝して

いるけれどそれでも不信感が離れなくて心苦しい。


マメに愛してくれるけれど、彼の老いを感じるとやはり不安になってしまう。

彼の不実と私の不実。

どちらが重いんだろう。

やっぱり私のほうかな。


私は一途に愛し続けたかった。

ほんとうは、ずっとそう想っていたのに。


今の私は、不実で愚かな女。

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