読んだ本の数:6冊

■自由さは人を自由にする つれづれノート22 (角川文庫)
一時期のつれづれは、図書館で借りて読んでいました。最近は本屋で買って読んでます。私は銀色さんの感じ方、物事に対するとらえ方が好きです。いつもお風呂でゆっくり半身浴しながら少しずつ読んでいます。ところどころの光る言葉を読み返しながら・・・。これからも、ずっと読み続けていきます。
読了日:5月23日 著者:銀色 夏生

■毒の事件簿 ~歴史は毒でつくられる~ (知りたい!サイエンス)
中学生の子供に借りた本だったが、自分でも興味深く読んでしまいました。毒って自分と縁遠いものだと思ったけれど、案外身近に生息しているものなんですね。歴史も深いし、毒を扱ったひとつひとつの事件をもっと掘り下げて読み込みたいと興味を持ちました。
読了日:5月23日 著者:斎藤 勝裕

■ふる
この作家の作品は2冊目です。なんだか不思議な曖昧さを持つ文章を書く方なんだなぁと想いつつ読み進めました。関西弁のやりとりの会話が面白く、あらゆるところに出番がくる「新田人生」に惑わされながら、主人公花しすの受動的性格に不可思議さを感じました。人との会話をICレコーダーで録音する花しす。同居する友達の能動性に憧れを持っている花しす。同居解消後、花しすはどんな風に生きていくんでしょう。
読了日:5月23日 著者:西加奈子


■色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
今作も興味深く読み進められました。登場人物が特定のカラーを割り振られ役割を与えられており、色の特徴や順序の組み合わせを解くことに集中しました。つくるには、これまでの人生の欠損を埋めるためにも、また繋ぎ合わせるためにも、沙羅を手に入れてほしいと祈りを込めて読み終えました。
読了日:5月19日 著者:村上 春樹


■事実婚 新しい愛の形 (集英社新書)
読了日:5月16日 著者:渡辺 淳一


■ソロモンの偽証 第I部 事件
この作家の作品は、読み込むのにとても時間がかかる。それだけ丁寧に人物描写がされているから。私は長編が大好きなので、時間をかけてコツコツと読んだ。中学生の頃ってこんな風に物事を単純にとらえたり、あるいは複雑に受け止めたり難しい年頃だったなぁと想いを巡らせた。嫌でも毎日学校に行き、好きでもない友達とでも笑って付き合わないといけなくて、なんて狭く窮屈な世界で生きていたんだろう。人間の悪意って怖い。担任のモリリンが憔悴していく様が、あまりにも痛々しくて気の毒に感じた。
読了日:5月5日 著者:宮部 みゆき

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