あの日、私はまたいつものごとく気持ちと行動が乖離して
彼にメールを送り続けた。

深夜遅く、彼から電話が来て信じられないくらい優しい声で
「今から行くね」と言われて、安心して寝入ってしまった。

熱が出ていた。

明け方、彼に起こされて眠りながら抱かれた。

彼はそういう人。

私が具合が悪くても構わない。
自分がSEXしたいときにする人。

そういう性分の人間に私は依存している。

翌朝は私の体調を案じて、おじやや消化の良い食事を
作ってくれた。
薬の管理もしてくれた。

すっかり熱も下がり体調が良くなった私。
もめごとや諍いが大嫌いだから、自分の環境を犠牲に
してでも丸く収めたがる性分。

その週末は、いつもと変わらず彼が洗濯・料理をして
一週間分の買い物をして、日曜の夜中に帰って行った。

むなしい・・・





コメント