映画を観る

彼が自分の車で会いに来てくれた。初めて。
２時間位かかったそう。
バリバリのスポーツカーだったから驚いた。
エンジンの音が低くて大きく感じた。
もしかして改造車？
無知な私はそう疑った。

でも、もともとそういうエンジンらしい。
車のことは何度話されても理解できない。

車高が低いから乗りにくいし、どうしてこんな車を？
走り屋みたい・・・
と思って聞いてみたらお子さんが選んだ車だそう。
自由に乗っても良いと言ってるみたい。

それなら私の髪の毛とか長いから落ちないように
気を付けなければ・・・と思った。
香水とか。

彼が私を抱きしめるとき、いつも私の首筋の匂いが
すごく良い香りって言ってくれる。
どんなシャンプー使ってるの？と聞かれた。
香水だよって教えたら、てっきりシャンプーだと
思ったと言われた。
私の大好きな香水。花の香り。

これからは自宅まで迎えに来てくれるから
駅までバスに乗っていかなくても良くなって、楽ちん。

今日は、クリニックにいって薬をもらってから
一緒に映画を観ることにして「TIME」を観た。

時間を人生の寿命に譬えて、残り時間を腕時計のように
表示させる人々。
寿命時間を必死に労働時間に換算して稼ぐ毎日。
死ぬことが隣り合わせの暮らし。
生きることがダイレクトに響く生活。
富める人たちは、永遠の命と等しい時間を与えられむしろ
自堕落に退屈した日々を生きる。
対して、貧しい人たちは理不尽に働きづめの人生を生きていく
しか術をもたない。
格差社会を描いた風刺的なストーリーだった。

観終わった後、ランチを食べた。
一緒に感想を話して楽しい時間を持った。

私も彼もお茶が大好き。
だからお茶のドリンクバーを楽しんだ。
いろんな種類のお茶があって、わくわくする。

彼は緑茶が一番落ち着くみたい。
私はごぼう茶が好きで、家でも飲んでる。美味しい。

彼の愛情を感じられる一日だった。
私はすぐに人を好きになれないけど、少しずつ愛情が湧いて
きた感じ。
たぶんこうやって、時間をかけて好きになっていく相手なのかも。
彼と一緒にいると、もしかして未来が変わるかもしれない。
今の時点ではまだ未知数だけど。
それを考えると、少し怖い気がする。

最近、家人とぎくしゃくしてるから余計そう感じるのか。
彼は最初私と遊びだったのかもしれないが、あの発言以来
(私は疑ってばかりで・・・何度も彼を問い詰めた)
結婚を考えているから、家人ときっぱり離れてほしいという
ことを会話からそれとなくにおわされるようになってきた。

このままじゃいられないんだろうな・・・