2011年6月の読書メーター
2011年6月30日 読書2011年6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2475ページ
■僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)
高機能アスペルガー症候群という言葉を知らなかった ので、妻のことを異星人妻と称し夫側からの視点で 2人の結婚生活が描かれていて、とても詳しく細かい 感情の機微まで想像できました。あとがきを読むと びっくり。妻の努力と工夫が様々な箇所に散りばめら れていて感動を覚えました。夫婦の軌跡がしっかりと 太く根付いたノンフィクションです。普通の夫婦でも そんなに甘くない共同生活なのに、ここまでお互いに 前向きに努力し合い歩み寄れる関係が素晴らしい です。
読了日:06月30日 著者:泉 流星
■症例A (角川文庫)
この作品は、文中にある回想録についての院長先生の言葉を用いるとしたら「まさに緻密で体系的にもバランスがとれていて、読む者が思わず惹き込まれていき、本当のことだと信じてしまう」くらい素晴らしい作品だ。五年間も歳月を費やして丁寧に細かく創り上げられた物語だ。読んでいて私も惹き込まれ、夢中でページを捲った。江間瑤子側からと榊医師側からの、問題の核心に徐々に迫っていくアプローチには、ドキドキした。その繋がりと着地点が絶妙に合わさり小気味良くすら覚えた。もうこの作者の新作が読めないのかな?どうかご無事でいて下さい。
読了日:06月24日 著者:多島 斗志之
■愛と別れ―世界の小説のヒロインたち
アンナ・カレーニナや、シェリ、チャタレイ夫人、 サガンの「悲しみよ こんにちは」「愛人」の中の 少女、「嵐が丘」のヒロインなど名の通った海外小説のヒロインたちの 濃い愛憎と悲劇の別れをクローズアップさせて紹介されていて、読んだことがない ものもあって興味を惹かれました。 気になったヒロインの本は、読んでみようと思います。
読了日:06月19日 著者:瀬戸内 晴美
■うちの3姉妹 特別編 ハワイでおっぺけぺ
相変わらずなおっぺけぺぶりに、またほのぼの笑わせてもらいました♪今回は、ハワイへ子連れで行くというもの。大変だったと思うけど、それ以上に楽しい家族の思い出が増えたんじゃないかな。そのエピソードを楽しめてよかったです。
読了日:06月17日 著者:松本 ぷりっつ
■占い師入門
占い師という仕事の様々な活躍場所や、どうやったらなれるか、占術の紹介、占い師としての雑感など、興味深く読みました。サクサクとした感じでうまくわかりやすくまとめられているので、読みやすかったです。
読了日:06月14日 著者:高橋 桐矢
■砂漠 (Jノベル・コレクション)
北村君の理性的な冷淡さが、西嶋君の荒唐無稽な荒削りに遭って、どんどん鋭角が丸くなっていく過程を意識して読むのが楽しいです。東堂さんの冷たい部分すら、西嶋君の熱い塊にどんどん丸くなっていく。なんてことだ。この影響力は!!南さんの陽だまりのような温かさと不思議な力。鳥井くんの調子の良さが、事故によって変わっていく様に戸惑ったけれど、それすらも西嶋君の動じない強さ(図太さ?繊細さ?)に見事に立ち直っていく様子が読んでいてホッとしました。謎の要人古賀氏の真の姿が怖いような、コミカルなような。とにかく楽しかった!!
読了日:06月08日 著者:伊坂 幸太郎
■死よりも遠くへ
ノンフィクション。社会生活から追い詰められた死。何人かの死。それぞれに興味のある内容だった。死に近く、その向こう側へ追い詰められていく過程は、果たしてどんなものだったのか興味がありました。この作家の他のノンフィクションも読んでみたいと思います。
読了日:06月05日 著者:吉岡 忍
■もう誘拐なんてしない
軽妙なタッチのノリの良い物語でした。初めての作家 でしたが結構サクサクと読めたし、案外楽しめて良かった。頭を使わずに、ストーリーの波に任せて読めるのは良いと思う。皐月、エリカ、翔太郎のキャラクターと会話の絶妙な面白さが心地よかったです。
読了日:06月03日 著者:東川 篤哉
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2475ページ
■僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)
高機能アスペルガー症候群という言葉を知らなかった ので、妻のことを異星人妻と称し夫側からの視点で 2人の結婚生活が描かれていて、とても詳しく細かい 感情の機微まで想像できました。あとがきを読むと びっくり。妻の努力と工夫が様々な箇所に散りばめら れていて感動を覚えました。夫婦の軌跡がしっかりと 太く根付いたノンフィクションです。普通の夫婦でも そんなに甘くない共同生活なのに、ここまでお互いに 前向きに努力し合い歩み寄れる関係が素晴らしい です。
読了日:06月30日 著者:泉 流星
■症例A (角川文庫)
この作品は、文中にある回想録についての院長先生の言葉を用いるとしたら「まさに緻密で体系的にもバランスがとれていて、読む者が思わず惹き込まれていき、本当のことだと信じてしまう」くらい素晴らしい作品だ。五年間も歳月を費やして丁寧に細かく創り上げられた物語だ。読んでいて私も惹き込まれ、夢中でページを捲った。江間瑤子側からと榊医師側からの、問題の核心に徐々に迫っていくアプローチには、ドキドキした。その繋がりと着地点が絶妙に合わさり小気味良くすら覚えた。もうこの作者の新作が読めないのかな?どうかご無事でいて下さい。
読了日:06月24日 著者:多島 斗志之
■愛と別れ―世界の小説のヒロインたち
アンナ・カレーニナや、シェリ、チャタレイ夫人、 サガンの「悲しみよ こんにちは」「愛人」の中の 少女、「嵐が丘」のヒロインなど名の通った海外小説のヒロインたちの 濃い愛憎と悲劇の別れをクローズアップさせて紹介されていて、読んだことがない ものもあって興味を惹かれました。 気になったヒロインの本は、読んでみようと思います。
読了日:06月19日 著者:瀬戸内 晴美
■うちの3姉妹 特別編 ハワイでおっぺけぺ
相変わらずなおっぺけぺぶりに、またほのぼの笑わせてもらいました♪今回は、ハワイへ子連れで行くというもの。大変だったと思うけど、それ以上に楽しい家族の思い出が増えたんじゃないかな。そのエピソードを楽しめてよかったです。
読了日:06月17日 著者:松本 ぷりっつ
■占い師入門
占い師という仕事の様々な活躍場所や、どうやったらなれるか、占術の紹介、占い師としての雑感など、興味深く読みました。サクサクとした感じでうまくわかりやすくまとめられているので、読みやすかったです。
読了日:06月14日 著者:高橋 桐矢
■砂漠 (Jノベル・コレクション)
北村君の理性的な冷淡さが、西嶋君の荒唐無稽な荒削りに遭って、どんどん鋭角が丸くなっていく過程を意識して読むのが楽しいです。東堂さんの冷たい部分すら、西嶋君の熱い塊にどんどん丸くなっていく。なんてことだ。この影響力は!!南さんの陽だまりのような温かさと不思議な力。鳥井くんの調子の良さが、事故によって変わっていく様に戸惑ったけれど、それすらも西嶋君の動じない強さ(図太さ?繊細さ?)に見事に立ち直っていく様子が読んでいてホッとしました。謎の要人古賀氏の真の姿が怖いような、コミカルなような。とにかく楽しかった!!
読了日:06月08日 著者:伊坂 幸太郎
■死よりも遠くへ
ノンフィクション。社会生活から追い詰められた死。何人かの死。それぞれに興味のある内容だった。死に近く、その向こう側へ追い詰められていく過程は、果たしてどんなものだったのか興味がありました。この作家の他のノンフィクションも読んでみたいと思います。
読了日:06月05日 著者:吉岡 忍
■もう誘拐なんてしない
軽妙なタッチのノリの良い物語でした。初めての作家 でしたが結構サクサクと読めたし、案外楽しめて良かった。頭を使わずに、ストーリーの波に任せて読めるのは良いと思う。皐月、エリカ、翔太郎のキャラクターと会話の絶妙な面白さが心地よかったです。
読了日:06月03日 著者:東川 篤哉
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