再会

2011年6月23日 日常
今週はじめに、母が実家から新幹線に乗って会いにきた。
私は、新横浜まで迎えに行った。
約2年ぶりに会った母は変わらず、関西のおばちゃんだった。
(実家は名古屋だけど、母の実家は大阪)

母は、車人間なのに(名古屋は一人一台車を持っている感じ)
私に会いに来るために一人で新幹線に初めて乗ってきた。
「冒険だったわー」と喜んでいる。
今回は、父が仕事で来られない日を選んできたそう。
(父は昔から母にべったりで離れない)
「私もたまには娘と水入らずで旅行したかったの」といっていた。

昔、私が18歳で家出をし北海道へいったとき、父に遠慮して飛行場
まで見送りを拒否した母。ものすごく悲しくて傷ついた私。
私より父を選んだのかと落胆した。
あの頃、私は無性に母を求めていた。母の温もりが忘れられずに。
家出せざるを得なかった原因を作った父のことを敵視さえしていた。
(今は家族旅行へ行ったりして、仲良しです)
気の毒に思ったのか、まだ中学生だった弟2人が見送りにきてくれた。

あの頃のことを思い出して、一人しんみりとしてしまった。
時間の経過を思う。

2人で中華街へランチにいってきた。
平日だからか、空いていてオーダー式バイキングでお腹いっぱい
色々な種類を食べた♪美味しかった。母との食事は美味しい~。

娘っ子が帰ってくる時間に間に合わず、持たせていた鍵を開けて先に
帰っていた娘に迎えられた。「おかえりなさい♪おばあちゃん~」
と駆け寄る娘っ子。
母も、2年の間に身長が伸びて成長した娘に目を丸くして、大喜び。
「会いたかったんだよ~。大きくなったね」と何度も繰り返した。
早速娘っこへお土産を渡していた。麦藁帽子二個と洋服数枚。
私にもチュニックをくれた。

夜は回転寿司へいき、娘っ子のリクエストでカラオケへ♪
ステージ部屋を選び、立ちマイクで踊りまくり大型画面とスポットライト
ダウンライト。演歌歌手顔負けのステージに立って、盛り上がった

二時間ハイテンションで盛り上がり、クタクタになって帰宅。
おやすみなさい~。

翌日
登校する娘っ子を送り出して、インドカレー専門店でランチ。
それから映画を観にいった。
「プリンセストヨトミ」。綾瀬はるかがかわいかった。

原作を絶対読もう。面白いもん。
けれど、隣を見ると母は眠っている。
母によると30年ぶりの映画だというのに・・・
(最後に見たのはなんと父とみた「ジョーズ」だという)

その後は買い物。
母が夏用のサンダルを買い、私にも自分のを選べとうるさいので
そうだ!トレーニングシューズを買おうと思っていたことを思い出して
一緒に選んでもらった。一番履きやすいニューバランスを選んだ。
無難な白系。なのに、母は靴紐にこだわり薄ピンクの靴紐もレジにもって
いく。まあ、ありがたく運動に精を出そう。

それから娘っ子の帰宅前に帰り、「おかえり~♪」と迎える。
帰ってきた娘っ子には悪いが、母を新横浜まで送りに出かけた。
満員電車の中でも、三人で立っているとなぜか心が落ち着く。
娘っ子と母のやりとりを眺めているのが楽しい。

新横浜について新幹線の切符を買って、夕食をとった。
洋食屋。普段午後五時以降食べない母と、普段は粗食の私と娘は
特別な二日間。解禁期間だ♪

母と改札で握手しあい見送った。
「ありがとうね~。また会おうね。」と何度も手を振った。
帰りの横浜線は超満員電車でもみくちゃにされた。

ようやくひとつだけあいた席に、疲れた様子の娘を座らせると
ほどなく口をぽかんと開けて寝入ってしまった。
隣のおじさまに寄りかかったときは、起こした。
それでも睡魔が襲ってくる娘っこ。疲れてるんだね・・・

ようやく家にたどり着いて、「さっきまで母がここに居たんだなぁ」
となんとなく思い出し、新幹線で寝過ごしてないかメールを送った。
すぐに「よかった。寝るところだったよ。ありがとうね。楽しかったよ」
と返信があった。

娘っ子は、お風呂に入ってぐっすり寝た。

私は、神経が昂ぶり薬を飲んでねた。
きっと母は私の心と体のことを思って、一人で会いにきたのだと思う。
親不孝で申し訳ない。それから、感謝の気持ちでいっぱい。



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