まっすぐ歩きたいのに
ほんの少し汚れて
ふらつかず うわつかず 
まっすぐ見える道をずっと目で追っていくのに

やっぱり
ほんの少し汚れていく
私のこころと身体

うまく生きていくために
ずるさも身につけていく
つきたくもないのに身についていく嘘に
傷ついている自分

生きていくために
生きていくために

だって しょうがないじゃない
自分の思い通りにいくはずないじゃない
言い訳だけが降り積もる埃のように
静かに被っていく

これからどうやって生きていくの
現実だけが追い立てる部屋

あなたのキレイな指が
わたしの頬をぬぐっても

きっと
きっと

長くは続かない
ほんの少し汚れていく
私のこころと身体



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