2009年8月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5295ページ

■戻り川心中 (光文社文庫)
藤の香,桔梗の宿,桐の柩,白蓮の寺,戻り川心中の5篇からなる花葬シリーズ。 どれもしっとりした叙情的な雰囲気に満ちたストーリーが連なっている。一番すきなのは、「戻り川心中」。恋愛と謎が織り込まれていて興味深く読み進められました。2人の女性と別々の時期に心中事件を起こした歌人岳葉の真実の愛とは、いったいどこにあったのでしょうか。
読了日:08月31日 著者:連城 三紀彦


■女の庭
「女の庭」と「嫁入り前」が収録されています。が、「嫁入り前」は途中で挫折。芥川賞候補作と知り驚きました。正直に言って私には難しいです。
読了日:08月29日 著者:鹿島田 真希


■テレビの中で光るもの
似顔絵が的を得ていて面白いです。テレビ番組も、自分で必要なものだけ取り入れるように観ると普段できない発見や考え方を見つけられるのが魅力ですね。
読了日:08月27日 著者:銀色 夏生


■ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社 ス 4-1)
ラム・ムハンマド・トーマスという一人の少年が、クイズ番組に出演し10億ルピーを賭けた問題に全問正解したことから起きる顛末。インドという国で貧しいスラム街のウェイターとして働く少年が、なぜ次々と問題に答えられたのか、そもそもクイズ番組に出ようと決心したのはなぜなのか。それらの理由を、彼自身が辿ってきた波乱万丈な人生の中からクイズの設問に絡めたエピソードを振り返ることで明らかになっていく。
エピソードの中には、インドが抱える様々な問題が顕れており政治腐敗、経済格差、人身売買、売春、宗教の対立・・・彼自身が関わった経験により生きた知識としてなり得た次第。最後まで興味深く読み進められました。美しいタージマハルを見てみたいです。
読了日:08月24日 著者:ヴィカス スワラップ


■似たもの言葉のウソ!ホント?
読了日:08月23日 著者:梅津 正樹


■プラ・バロック
独特の硬質な世界観にさまよいこんだ感覚で読み進めました。カタカナ表記の名前には、最後まで慣れませんでしたが、この雰囲気は割りと好きです。
読了日:08月22日 著者:結城充考


■ゆうとりあ
読了日:08月21日 著者:熊谷 達也


■永遠の咎
元銀座クラブホステスの綾乃の元に一通の手紙が届き、生活が一変してしまう。一人息子との苦しくても愛情のある暮らしが、夫を殺した加害者である轡田によって壊されてしまう。その圧倒的な破壊力に驚かされた。暴力的で思い込みが激しく、それでいて人の心にするりと入りむ巧妙な手管を持ち合わせていて、どんどん綾乃に近づいていく展開にドキドキハラハラさせられた。
読了日:08月18日 著者:永瀬 隼介


■左岸
右岸を読んだ後に左岸を読みました。茉莉は、芯が強くしなやかでどの方向へも動いていける柔らかさがあります。それは、自分の中にある幸せを外に見出すのではなく、常に自分の心の中におさめたり充たしていくことが出来る人。だから、とんでもない道で迷ったり行き場を見失う事がない。そういう確かな生き方ができるのだと思う。無茶なことをしても、ちゃんと自分を軸に生きていけるからどんなことがあっても、己の人生を他人のせいにしない。憧れます。
読了日:08月15日 著者:江國香織


■この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 (3)
時々論文調になっている部分があって、読みにくいページもあったけれど、フィクションとノンフィクションが入り混じっているような感じで興味深い。後半が良かったと思う。女性に暴力を振るう男性はどの世界でも弱くちっぽけな存在だと思う。理屈っぽい男性もニガテだけど・・(^^ゞ
読了日:08月13日 著者:白石 一文


■この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 (1)
読了日:08月10日 著者:白石 一文


■銀色夏生の視点
外に向けて活動している銀色さんの記録が面白かった。サイン会、行ってみたいなぁ。銀色さんのラジオ番組、もし実現したら聴いてみたいです。
読了日:08月08日 著者:銀色 夏生


■造花の蜜
とても長かったけれど、引き込まれるように読みました。蘭の犯した犯罪は、世の中を騒がしたけれど、自身については謎のままでした。その働き蜂である共犯者たちについてもわからなかった。
読了日:08月04日 著者:連城 三紀彦


■妻のきもち―結婚生活の“ここだけの話” (サンキュ!BOOKS powered byウィメンズパーク)
いろんな夫婦の形があるけれど、それぞれの妻の悩みがたくさん載っていて共感できることが多かった。やはり、自分が妻の立場だから?他にもアンケートが夫婦生活に即したもので興味深かった。
読了日:08月02日 著者:





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