私が再度籍を抜いて欲しい旨、書き送ったメールの後
慌てて元夫が送ってきたメールは、全く私の伝えたい事が
無視された内容だったけれど、あの後いろいろ考えて時間が経つうちに
怒りが湧いてきたのだろう元夫のメールが立て続けに入った。

俺を裏切ったくせに、おまえから離婚をいう身分じゃない。
子供に会いたいなら、俺のところへ戻れ。
いくら償いの言葉を書き綴ったって、元に戻らなければ虚しいだけ。
本当の償いとは、元に戻り、俺と子供に一生仕えること。
三人の子供を俺が実家で育て、お前は単身実家に身を寄せ働いて
働いて養育費をいれろ。

そうしなければ、子供達は全員おまえを恨み憎む事になる。

実際、俺の育てている子たちは真実を知ってる。
いずれ、おまえの方の娘にも伝えるから、真実を知ればおまえの元から
去っていく。

おまえはそれでいいのか。再婚しないといったって、信じられないし
家を出て行くときに、私はいつか再婚すると言った言葉をまさか
忘れてはいまいね?

子供達には「ママが他のおとこと何をしたのか」真実を伝えるのが
俺の義務だから、それを恐れるなら俺の元へ戻れ。

復縁しないなら、連絡取るんじゃなかった。
さようなら。

要約するとこういった内容だった。
私は、返信しなかった。できなかった。
心が元夫に対して閉じたままだから。
もう5年前からずっと。

家を出るときもそういわれた。

5年経って、電話をしてきたとき「もう恨みもなくなったよ」と
いわれた。それは、「復縁できるなら」という意味での言葉だった。
結局、元夫は一生私を恨みつづけるだろう。

結婚生活を送っていた頃、「俺以外の人間は皆低脳」
渋滞にはまると、他の車に向かってぶつぶつと「金がなくて暇な
癖にウロウロするな」と呟いていた。
私が妊婦の頃、煽ってきたベンツに対してパッシングして、呪詛を
はき逆に追いかけられて謝った元夫。
自分の気分次第で私を怖がらせた。

長男を産んだばかりの頃、入院中の産院に電話をかけてきて
「おまえの図々しい母親にしゅっちゅう来るなといえ」と強要して
泣き出す私にいらいらし「裁判してでも、おまえから子供を取り上げる」と
脅しつけて電話を一方的に切った元夫。

自分の親にも、平気で早く死んでくれという元夫。

私は、自分の結婚相手を間違えてしまった。
大変な相手と結婚してしまった。

それでも元夫は、長男次男に対してはとても忍耐強く接していたから
だから安心して任せられた。
娘に対しては、なぜかいつも冷たかったけど・・・
女の子の扱い方がわからなかっただけなのか・・・

送ってくれた画像を見て、子供達が健やかに成長している事、
父と一緒にお弁当を作って喜んでいたり、武道をやって心身を
鍛えたり、父の趣味の音楽のコンサートについていったり
そんな様子を今回知らせてもらったから、安心した。
やっぱり上の子たちを元夫に頼んでよかった。
私一人じゃ、離婚できないまま、三人の子供達に衣食住を約束
できなかったと思うから。

離婚にはこだわらない。
あと11年・・・子供達が成人してから離婚裁判を提起する。
その目標が改めてできた。

彼とはあれから暗い気持ちで話し合いを重ねた。
5年別居すれば・・・という目標があったのに、延長することになって
がっかりしたと思う。
彼ママに対しても、軌道修正を少しずつしていかなければいけない。
彼に待っててもらうなんてことは、言えなかった。
またきっと、彼と彼ママとの間で起こるバトルに身がすくむ思いだった。

けれど、彼自身が自分の人生だからと下した結論に、ただただ感謝
の気持ちがわきあがる。

私は、今までどおり彼と居を別に構えて、もっと働き、更に前向きに
生きていくことを改めておもった。
もっと収入を増やし、子供達に養育費をできるだけ送ろう。
元夫と復縁するしか、子供達と会える術がない現状ではそれしか
方法が見つからないけど、私は子供達を大切に思ってるから。
離れていても、それは変わらない。

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