朝起きると、寒気が・・・。
ファンヒーターを入れて部屋を暖かくしても、コタツに入って
ヌクヌクしてても、鳥肌がザワザワとたってくる。
さむい〜。

風邪っぽい。
このまま横になって布団かぶって休みたい。

そう思ったけど、仕事は休めないから、子供を学校に送り出し
て小児用ジキニンを一気飲みして出勤。
自転車がヒヤリと風の中を駆け抜けていく。
さむーいぃ。マフラーをしっかりと首に巻きつけても首元が
ぞわぞわした。

仕事中、頭がぼーっとして大事なことがモヤモヤして考えられ
ず。同僚が「これって・・・○○したほうがいいですか?
どうしたらいいですか?」って聞かれても、わかんない!!
いつもだったら、ピピっとアンテナがあちこち向いて、身体が
動いていくのに、どんどん指示を出していけるのに。
今日は、受付をまわしていくことだけで精一杯だった。

ようやく仕事を終えて帰って来て、すぐ家人に連絡した。
仕事中だったけど、迷わず電話した。
家人に対しては、迷惑とか遠慮とか全く顧みず。

「わかった。熱は?食欲は?冷蔵庫に何が入ってる?
今日早く帰って、栄養のつくものを作るよ。
買い物して帰るから。家事しないで休んでて。」

とテキパキと手短に言われて、電話を切ると、途端に安心して
くてんと横になった。気が張っていたものがくたくた〜と(笑)

しばらくまどろんで、学童に子供を迎えに行き帰って来て
犬の散歩をして、子供の宿題を見て、とりあえず炊事だけして
コタツでヌクヌク。

そのうちに家人が帰って来て、うがい手洗いをして台所に
たった。頼もしい〜。と心から感謝。

しばらくすると、しょうがをすった良いにおいが漂ってきた。
こどもが「パパ、いいにおいがしてきたねー。なに作ってる
の?」と吸い寄せられるようにキッチンに入っていく。

手際よく暖かい「しょうがうどん」が出てきた。
私の好物のブロッコリーときゅうりとトマトの温野菜サラダ。
刻みたまねぎのドレッシングをかけて食べる。

焼きねぎ。ほうれん草、しいたけ、鶏肉が入ってる。
「・・・美味しい。」
家人の作る食べ物はおいしい。
めったに寝込まない私だけど、倒れると必ず美味しい食べ物を
作る家人。おじやとか消化の良いうどん、温かいスープ。

食欲がないのに、スルスルと食べてしまった。

デザートはビタミンCたっぷりのイチゴにりんご。
みかんの皮をむいて「はいどうぞ」と手のひらに載せられた。

ほんとに、気が利く細やかな心配りのできるオトコだ。
だからこそ、裏目にでると猜疑心の強い狭量さに繋がって
しまうのだけど・・・。

その後、薬を用意してくれて、娘っ子を風呂に入れてくれた。

助かる。感謝感謝のみ。それだけ・・・
病気の時、心が弱っているときに、いつも家人はスッと
当たり前のように私を助けてくれる人だ。

まるでお母さんのような人。家族の情で結ばれた人。
私の母は決して私に対してそんな風にしてくれたことはない。
だからこそ、私は母の情愛に憧れる。
家人の母は、私の憧れる母親像そのもの。
そんな人に育てられた家人は、身についているんだなぁ。
自然に人の世話ができるんだ。

結局、何か危急のことがあれば迷わず家人に助けを求めて
しまうんだ。お金の事も、子供の教育の事も、私のことを
見えない部分でさりげなく支えている存在なんだ・・・
と思ったら今までの視点が危うく思うようになった。

もっと、私。大きくなりたい。人や物事に対してひとつの
側面で判断してしまいがち。
可能性を断ってるよ。そういう傲慢さが鼻につくよ。

小さく小さくなっていってるじゃん。
だめじゃんか。
人の温かさを見つけていくんだ。
人の大きさを感じていくんだ。


今日は早く休んで、明日も仕事頑張る(^-^)

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