最後のおわかれ

2004年12月2日 日常
朝、弟に起こされて急いで支度。
髪の毛があちこちはねてるのに、集合写真。
終わったら、告別式。
心配していた娘ちゃんは、昨日と同じくお利口に座布団に
座っていた。みんなに「えらいね〜」と褒められた。
出棺の時も、戸惑い気味だったけどおとなしくしていたし。
「おばあちゃん、コネ(骨)になっちゃったねーー」と
連呼してた。よっぽど印象に残ったのか、帰りの新幹線でも
お絵かきで、棺桶の中に花いっぱいのおばあちゃんを
描いていた。ぎょっとしたのが、念仏を唱えだしたこと。
周りの目が怖かったです。すぐやめさせたけど。

お昼は、立派な仕出し弁当。親戚からイチゴをたくさん
取り分けてもらい満足げの娘ちゃんだった。

夕方、近くの駅まで家族に送ってもらい、そこでお別れ。
また二人きりになってしまいさびしい・・・

私は小さい頃、よくおばあちゃんの家に行って帰る時に
見送ってもらった後急に悲しくなってシクシク泣いていた。
今日も、家を出るとき親戚が揃って「また来いなー」
「気をつけてなー」「またなー」と手を振ってくれる姿を
見たときさびしくなっちゃった。小さい頃に戻った気分で。

でも、娘ちゃんってあっけらかんとしてるんだ。
不思議なくらい、気分の切り替えが早い。

おばあちゃんが遊びに来たとき、帰る間際は足につかまって
「おばあちゃん、かえらないでー。もっといてー」と
甘えるのに、いざ帰ってしまうと「おなかすいたー」とか
言っちゃってもうおばあちゃん「お」の字も出てこない。

彼と遠距離してたときも、同様。
でも、電話で「娘ちゃん、さびしがってるよー」なんて
伝えてた私。

家に帰ってきたのは夜10時30分。
お疲れ〜。寝てないからクタクタ。子連れ旅は大変。
近くの駅まで彼が迎えにきてくれると思ったのに
家に電話したら、彼は皿洗い中だった。
「迎えに来てくれてると思った」といったら
「具体的な時間をメールで知らせてくれたらいいのに」
といわれた。

きっと、お互いに思いやりが足りなかったんだね。
私は、新幹線の中から到着時刻だけ書いて送ったんだけど
彼からメールの返信がなくて、ちょっと意地を張っちゃって
敢えて最寄り駅の到着時刻を書かなかった。
微妙な女心っていうのかな。彼から返信ないのにまた送るのを
ためらっちゃったんだよね。

彼は、駅に私がついてから迎えに行こうと思ってたみたいで
その間に家事を済ませておこうとしてた。

でもね、駅まで車で15分くらいかかるから、待ってるの寒いし。
もし私だったら、寒い中待たせるのかわいそうだから
早めにいって、最寄り駅で車の中で待ってるんだけどなー
って考えちゃったんだよね。

それで「じゃ、娘ちゃん寒がってるし、バスで帰る」って
乱暴に電源切っちゃって、バスに乗り込んだ。
でも、満員だったー。ずっと立ってたのでつらかった。

駅に降りて、そこからまた家まで歩いていかなくちゃいけなくて
電源入れたら、彼から着信があって留守電に
「今、○○駅にいるよ。どこにいるの?」と入ってた。
あれから急いで来てくれたんだ〜
電話して、また戻ってきてもらって拾ってもらった。

あーあ。私が意地張らないで「そろそろ着くから、迎えに来てね」
とメールを送っておけば良かった。意地っ張り・・・

すぐお風呂に入って、眠った。
あー疲れた。

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